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統合失調症の著名人 [統合失調症の基礎知識]

歴史上において、天才と称される人物で統合失調症だった人は
少なくありません。

確実に統合失調症を患っていたと考えられている天才としては、
「叫び」で有名な天才画家ムンクが知られています。

日本国内においては、誰もが知っている作家である夏目漱石
芥川龍之介がその言動や行動、残された作品などから
「統合失調症」ではなかったかと言われています。

夏目漱石が統合失調症ではないかと思われるエピソードのひとつに、
病院で出会った女性が自分との結婚を熱望しているという
「恋愛妄想」があります。これは典型的な妄想症状です。

また夏目漱石は留学先のイギリスで悲観的な気持ちに襲われ、
「引きこもっていた」といいます。

芥川龍之介は、35歳という若さで服毒自殺をしました。。
「ぼんやりとした不安」という言葉を残し、この世を去りましたが、
統合失調症の症状に見られる、幻覚症、不眠症などの徴候が
現れていました。

太宰治も「統合失調症」が疑われている作家です。


もう少し現在に近い方であげるとすれば、作品の独自性と、
若くして自殺したことの衝撃から、現在でも新たな熱狂的な
ファンがいる漫画家の山田花子さんです。

現在も活躍されている方でいうと、彫刻家、画家、小説家でもある
草間彌生さん(弥生と表記されることもある)も少女時代より
統合失調症を病み、繰り返し襲う幻覚や幻聴から逃れるために、
それら幻覚や幻聴を描きとめる絵を描き始めました。
世界的に評価が高い方です。


お笑いコンビ松本ハウスの復帰後の講演記事はコチラ


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発症の原因 [統合失調症の基礎知識]

統合失調症がなぜ起こるのかについてはまだよく分かっていませんが、
脳の機能に障害が起こり、その働きが阻害され発症する病気であることが
明らかにされつつあります。

そして、さまざまな研究から少なくとも単一の原因から起こるのではなく、
いくつかの原因が複合的に影響して発症すると考えられています。

通常、脳の中では「神経伝達物質」という化学物質を介して、
神経細胞間でさまざまな情報が伝達されています。

しかし、この「神経伝達物質」が過剰に働いてしまうと、
情報伝達に混乱をきたしてしまい、幻覚・幻聴といった症状が
出現するのではと考えられています。

かつて、統合失調症は「遺伝する病気」、あるいは
「育て方が悪いために引き起こされる病気」などと考えられていた時期
もありましたが、現在ではこれらの仮説は退けられています。

確かに遺伝的要因や育った環境は発症に関与しますが、
あくまでも発症の誘因のひとつにすぎません。



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症状と機能障害 [統合失調症の基礎知識]

統合失調症の代表的な症状といえば、「幻覚」と「妄想」があります。

具体的に言うと、実在しない人の声が聞こえるといったように
現実にないものがあるように感じてしまうのが「幻覚」で、
周りで自分の悪口を言われていると思う被害妄想などに
陥ってしまうのが「妄想」です。

統合失調症というと、この幻覚と妄想という症状で多くが語られがちですが、
実際にはそのような簡単なものではありません。
この病気を理解する上で幻覚や妄想はその本質を示すものではないんです。

ではその本質とは何か?
統合失調症は生活をしていく上でごく当たり前なこととして機能している
思考や感情などの精神機能がうまく働かなくなり、
それらのネットワークが崩れてしまった状態がその本質にあるんです。

つまり、統合失調症とは、人間の喜怒哀楽というさまざまな心の働きを
うまくまとめ上げることができなくなった状態、言いかえれば
「脳内の統合する機能が失調している状態」ということになります。

これが「統合失調症」と呼ばれる所以(ゆえん)なんです。

正常な状態であれば、これらの心の働きを無意識にコントロール
しているのですが、精神機能のネットワークがうまく働かないというのは、
さまざまな情報や刺激に過敏になりすぎて脳が対応できなくなった状態です。

正常な方にはなかなか想像しにくいことだと思いますが、
例えば、激しいショックとか何かすさまじい恐怖を感じている時の
精神状態を思い浮かべていただければ、
何となく分かっていただけるのではないでしょうか。
実際の統合失調症はそんな軽いものではないんですがね。

統合失調症の症状は多彩で、
「誰かが自分を監視している」「誰かに操られている」
などの被害妄想があって周りの人をつい疑ってしまうケース、

「聞こえないはずの声が聴こえる」「誰かが命令する」といった
幻聴に悩まされるケースなど人それぞれです。

その他の顕著な例としては、何をするにも意欲がわかず、
これが引き金となって家に閉じこもったり、
人とのコミュニケーションが取れなくなるなどの障害が
みられることもあります。

これらの多彩な症状は、精神機能のネットワークの
不調の場所がそれぞれ違うためととらえると
よく理解できるのではないでしょうか。

なお、統合失調症の症状は、幻覚や妄想などの「陽性症状」
意欲の低下などの「陰性症状」
臨機応変に対応しにくいなどの「認知機能障害」
区分されてることがあります。



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