第9回日本統合失調症学会が、
2014年3月に京都で開催されることが決定しました。
テーマ:
培ってきたものを活かす。そして、もう一歩先へ。
会期:2014年3月14日(金)・15日(土)
場所:京都テルサ
京都府京都市南区東九条下殿田町70
会長:村井 俊哉氏 (京都大学 精神医学 教授)
第9回日本統合失調症学会の場所に
なぜ京都が選ばれたのか?
それは、京都という土地が持つ意味合いに関係しています。
京都が持つ「歴史・継続性」という役割に
テーマである「培ってきたものを活かす。そして、もう一歩先へ」
を重ねているのです。
精神医学全体における統合失調症を扱う機会は、
残念ながら少なくなっています。
また、30年前には医師が精神科医を目指す理由の第一位であった、
統合失調症の臨床に身を捧げようという動機が薄れているのが
実情です。
でも、これは決して統合失調症が注目されなくなったとか
研究の危機ということではなく、
多様な精神医学的病態を俯瞰(ふかん)的な視点のもとで、
改めて統合失調症という疾患について考える好機ともいえます。
そういう意味で、京都の学会では、
これまで培われてきた素晴らしいものを、
今日の新しい流れに接続することを目指しています。