お笑いコンビ「松本ハウス」をご存知でしょうか?
ハウス加賀谷さんと松本キックさんのコンビで、
1990年代に「タモリのボキャブラ天国」などで
活躍したお笑い芸人です。
でも、ハウス加賀谷さんの統合失調症が悪化し、
99年に活動を休止していたんですね。
そして、10年後の2009年に復帰した後は、
統合失調症への理解を呼びかける活動をしているのですが、
その一環として、札幌市内で講演しました。
公演では、ハウス加賀谷さんが10年間の療養生活の体験談を、
松本キックさんが相方への接し方や支え方をそれぞれ語りました。
その中で印象に残ったのは、松本キックさんが
ハウス加賀谷さん入院時に送った言葉。
「1回休め。1年でも2年でも、10年後でもいい。
(お笑いを)やりたいと思ったら言ってこい」
病気を理解してくれる相方と家族の支えがあって
10年間の療養生活を耐えることができたのでしょう。
あと、松本さんが語った統合失調症と戦う相方との
接し方の話も印象的でした。
「個人の個性だと思って自然のまま付き合っている。
前もって先回りをして、気を遣うということは一切していない。
信じる。でも、信じ過ぎないというバランス。
お互い様という気持ちを持っている」